発表会

残暑お見舞い申し上げます。
木曜日、金曜日を担当しております、ヴァイオリン講師です。

去る7月19日、梅雨明けの発表があり本当に暑い一日でしたが、年に一度の ”発表会” が行われました。
ご出演の生徒の皆さま、おめでとうございました♪
発表会に向け、いつも以上にサポート頂きましたご父兄の皆さま、お疲れ様でした。
ありがとうございました。

ミューゼに来て2年目の私は、今年は、”合奏演奏” のアレンジメントも行ないました。
ここ数年は、全員で1曲、ある一定のスキルを持っている生徒さん達で1曲、の2曲構成となっているそうです。
春先…、重責を感じながら、私のクラスの生徒さん、もう一つのクラスの生徒さんのお名前や顔ぶれを思い浮かべながら、「よかったよ!」との声を頂いた昨年の合奏演奏を思い返しながら、思いの外すんなりと選曲できたのが、今年の2曲でした。

全員が4つのパートに分かれて演奏したウェーバー作曲「狩人の合唱」は、教本にも掲載されている2拍子が爽快な曲ですね。
レッスンで、この曲が描写する、ヨーロッパに伝統する狩りについて、狩人が乗る馬のひづめの音やホルンの音、を説明すると、子供達は小難しい話をじーっと聞いてくれるのですが(笑)、その後の演奏がガラリと変わることがよくあります。
発表会当日しか行なわれない50分の練習の中、幼稚園生~大人の方まで全員が集中して周りをよく聞き合い、相乗効果で仕上げていき、本番では爽快で楽しげな「狩人の合唱」を聴かせてくれました。
舞台袖で聴いておられたある先生が、「完璧…!」と言って下さいましたよ!
グノー作曲「アヴェ・マリア」は、小学4年~中学3年生の4名がそれぞれに確かな技術や表現力を身につけてきていると感じ、期待を込めて、大人びた、名曲の中の名曲を選曲しました。
プロの演奏会でも使用するデュオ用の楽譜に私がアレンジを加えたものでしたが、デュオならではのメロディーの掛け合い、共にアクセントを強調するハモり、ピアノ伴奏との調和など少ない練習時間の中で合わせ、美しく演奏してくれました。

生徒さんを見ていると、ソロに加えて合奏の準備するのは、それは大変な部分もありますが、責任と楽しさとが入り混じった格別なもののようです。

また一年間、地道に一歩一歩上達していき、ヴァイオリンを通して心も成長し、生徒さんそれぞれが、ソロだけでは味えないものを合奏で共有できるよう、一緒にがんばっていきましょう。H.H

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