発表会に向けての講師の気持ち

こんにちは。

講師のN.Nです。
なかなか天気が安定せず、すっきりしない日々が続いていますね。
このまま梅雨入りはやめてと思う最近です。

いよいよ発表会があと1ヶ月半後と迫ってまいりました。
そろそろ暗譜を始めていたり、ラストスパートに入っている生徒さんも多いかと思います。

さて、
発表会前になると、急に先生怖くない?とか
思っていますか?
思ってる方もいるかもですね。

それはみなさんの一年に一回の晴れ舞台の
発表会を成功させたいという強い願いから来るものです。

先生は舞台に立ちません。
立つのは生徒の皆さんです。
私たちはそこまでに皆さんが仕上げてくる姿を見守り、更に良くするためにサポートをしています。

発表会までのレッスンを逆算し、
この時期までに曲が完成し、暗譜して、 
あと2〜4回のレッスンは本番さながらの状態でレッスンする。といったプランを持ってやっています。 
レッスンで指摘した部分を次の週には直せており、さらに成長した姿が一回一回のレッスンで見られることが大事なんです。

何度も同じことを言うレッスンが続くと、
私たちもどうしても焦るので、生徒さんにわかってもらおうと熱くなってしまうのです。  

自宅での練習はどうでしょう。
みなさんどれぐらいやれてますでしょうか。

発表会関係なく、自宅での練習の習慣がついているかがこの時期とても大事だと思います。

どうしても発表会前は練習が絶対です。
いろんな習い事をしていたりで忙しい生徒さんもたくさんいるかと思います。
いつも以上に練習時間を取らなくてはいけなくて戸惑うかもしれません。

でもどんなに短くても毎日の練習を欠かさずやる習慣があると、発表会前の練習も苦ではないですし、焦りません。
土台ができてる状態だからです。

レッスンだけでは絶対に仕上がりません。
私なち講師は、常日頃「練習する意味、大事さ」を伝えています。 
どうか皆さんに伝わっていてくれたら嬉しいです。

舞台では「普段」が全て出ます。
「普段」の練習が本当に舞台では出るのです。
あと1ヶ月半、毎日の練習を丁寧にやってみてください。
暗譜で弾く練習も大事ですが、先生に言われたポイントを見直す練習もしてみてください。

先生方が全員同じ気持ちかはわからないのですが、自分が舞台で弾くよりも何倍も何倍も自分の生徒さんの舞台に緊張しています。
何度経験してもこの発表会時期は慣れがありません。
生徒さん一人一人の舞台を祈るように舞台裏で見つめます。本番当日はそれしかできないのです。

私たちは生徒さんの演奏後、
やり切った笑顔に報われています。

舞台では「普段」が出ますが、
舞台に立ったならではの底力を発揮して、「普段」以上の力をみなさん出してくれる喜びも知っています。

今はとにかく苦しくなる時期かと思いますが、舞台たったときに全て無駄じゃなかったと思えることを信じ、やりきりましょう!

長くなりましたが、
このご時世ですので、くれぐれも
体には気をつけてお過ごしくださいね。

来月、みなさんの晴れ舞台、
楽しみにしています!

ヴァイオリン講師N.N.

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