練習することって。

こんにちは。受付担当のH.Sです。
きょうは私の音楽体験について、少しお話しさせて頂こうと思います。

小学生の頃、6年間ピアノを習っていました。
当時の私は練習が嫌いで、レッスンの直前30分だけ弾いてごまかすことの繰り返しでした。
当然のことながら、習っていた年数に見合うほど上手にはなりませんでした。

大人になってから、たまたまピアノを習う機会がありました。
先生にもらった曲がショパンの「雨だれの前奏曲」。
フラット♭が5つも並んでいて、私にはハードルの高い曲だったのですが、何とか弾けるようになりたいと強く思いました。
そこから、必死で練習しました。1つの音を間違えずに出せるようになるまで、繰り返し繰り返し弾いて、気がつくと3時間になっていたこともありました。
そして、最終的に「雨だれ」を全曲、私なりに完成することができました。
練習している時の充実感、やり遂げた時の達成感は、私にとって大きな宝物になりました。

そのとき、思いました。
あー、練習って裏切らないんだな、と。

楽器を習っている中で、努力したことが結果に結びつく瞬間が、多かれ少なかれ必ずあると思うんです。
その時間は、確実に自信と力につながるはず。
きょうも教室で、いつもよりたくさん練習してきたピアノの生徒さんが、長年通われている中で過去最高に上手く弾けた、という話を先生から聞いたばかりです。確かに、レッスン後のその生徒さんは、最高に素敵な笑顔を見せて下さいました。

こういう瞬間がこれからもいっぱい、ミューゼから生まれていくと信じています。H.S

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