曲のアレンジ

こんにちは、ピアノ講師のA.Mです。
夏休みに入りましたが、コロナ対策でますます気が抜けない毎日です・・。生徒さんも感染に気をつけながら、夏を楽しんでいるようです。

6月末に、発表会が無事終わりました。
こういった時間に余裕のある時や、変化をつけたい時など、本人の希望を聞いて、ポップスや流行りの曲をレッスンで取り入れたりしています。
その際に一番悩むのが、”アレンジ(編曲)”です。

今はネットで簡単に楽譜が探せて、どの曲も、レベルに合わせてアレンジされた大量の譜面サンプルや動画があって! 便利ですね。
昔話しをしますと、講師を始めた数十年前は、クラシックや長く認知されているポピュラー以外は、楽譜屋さんを歩き回り、あるかどうかもわからない譜面を探し求める時代でした。

運良く出会った唯一の楽譜も、生徒に合っているとは限らず。大人と違い、「適当に直して弾く。」という指導も、小学生には響かず・・。
「ならば自分で作る!」と頭の中に浮かぶアレンジを手書きするも、書き上げるのは大変で。。程なくして一般に出回り始めた作成ソフトを購入、パソコンで楽譜を作り始めました。

そんな流れで、今でも曲のレベルや長さに関わらず、折に触れてアレンジしています。
生徒さんの技術や手の大きさなどを考え、原曲も聴いて軽く聴き取りながら、
「何調でいくか?ここの和音の数は?リズムの複雑さは?ベースは自然な手の動きになるように〜」など。状況に合わせて、なるべく雰囲気は維持出来るよう工夫します。

少しでも弾きやすい音の流れになると、一段と本人のやる気にもつながります。同時に、ポピュラー独特の和声やリズムなど、クラシックにはない要素も勉強できて、テクニックも表現の幅も広がるようです。
作り続けた楽譜のデータもピアノに限らず、結構な量になりましたが、そういった譜面で発表会など楽しそうに演奏している生徒さんの姿を見ると、「良かった。」と思います。

これからもクラシックを基本に、様々なジャンルや作曲家をピアノで体感しながら、それぞれの”引出し”の数を増やしていってもらえれば、と思っています。

では皆さん、よい夏休みをお過ごしください。

ピアノ講師A.M

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