2月もあと少し…。まだ冷たい風の中、来てくれる生徒さんは大変
ですが、暖かくなるまで、もうちょっと頑張って下さいね。
先日レッスン中に、
『最近、連弾やってないね。』と言う小学2年生がいました。
『一人でスラスラ弾けると楽しくなって、友達や先生とか
誰かと合わせたくなるね!』との事。
こういう気持ち。音楽やピアノの原点だなぁと色々考えました。
ピアノは、「幅広い演奏スタイル」も魅力の一つ。
たった一人で奏でるソロ(独奏)はもちろん、
歌や合唱・バイオリンなどの伴奏、他楽器とのアンサンブルなど…。
人と合わせる事で、新たな一面も引き出され、
その一歩として、共に曲を仕上げる「連弾」はいい経験になります。
昨年末、ロシア作曲家の「6手連弾」を演奏しました。
二人だから「4手」では??
実は、三人での「6手」もあるんですよ。
体はキツキツ指もぶつかりますが、音のバランスやテンポを感じ、
手を上げたり引っ込めたりひねったり…。息を合わせます。
ソロや伴奏とは違うプレッシャー。と同時に、
本番で自分の役割を果たせた喜びも、実感しました。
いざ同じ鍵盤で、一緒に演奏すると、
自身の表現技術の、良い所・足りない所にも気が付きます。
生徒さんにも、
耳を鍛えながら”自分のピアノ”を磨き、人と合わせる力へ
つなげてもらえたら…、と願っています。
学校での「オーディション」や、急な伴奏依頼。
また一方で、心細い留学先、相手の歌に合わせて弾いたら
自然と仲間が出来た…という人もいます。
それぞれの場で、「一人の音楽・人との音楽」を楽しんでいる
ミューゼの生徒さん達を、これからも教室では応援していきます。
さて先程の2年生とは、いつどんな連弾をしようかな?
楽しみがまた一つ、増えました。 講師A.M